陰陽を考える

森羅万象。全てのものを2つに分ける思想を「陰陽思想」と言い、中国で生まれました。
例えば、
●陽・ ・ ・太陽、生、光、天、表など
●陰・ ・ ・月、死、闇、地、裏など

単純に陽をポジティブ、陰をネガティブと分けているように思えますが、
「陽 極まれば陰」「陰 極まれば陽」と言うように
「陰陽どちらも行き過ぎれば逆転しちゃうよ」といった、非常に奥深い世界なのです。

例えば正義感の強い方がいたとしましょう。
「正しくなければならない!」という想いが強すぎると、過度に相手を非難して傷付けてしまいます。
これでは「それは悪いことだよ」と教えてあげたい相手をやりこめるだけ。

やりこめられた相手の気持ちはどうでしょうか?
必要以上に傷付けられた人は、恨みなどの負の感情を持つでしょう。
そう。行き過ぎた「正」によって「負」が生れたのです。

有名な歌に「人は悲しみが多いほど、人には優しくできるのだから♪」というフレーズがありますよね。
これも陰陽に当てはめてみると「深い悲しみや多くの悲しみを知っている人は、他人の気持ちが分かるから悲しみ(陰)を転じて優しさに変えてあげられる」と読み解くこともできるのではないでしょうか?
世の中に溢れている万物の陰陽。そして私達1人1人が持つ陰陽。
属性や特徴は異なりますが、せっかくなら良い方向につながるように捉えて活用したいものです。

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